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この記事は2023年11月16日に更新しました。
どうも、湯呑屋。です。
皆さま、小説内でリアリティを出すために心掛けていることはありますか?
この記事にたどり着いた方々は、
- 小説はフィクションなのに、本当にリアリティって必要なの?
- リアリティってそもそも何?
このようなお悩みがあるのではないでしょうか。
“リアリティ”はファンタジー小説にも必要な要素だにゃ!
今回は“リアリティの表現の仕方”を、実例を交えて解説していきます!
小説における“リアリティ”って何?
まず、リアリティとは真実“らしさ” のことを指すと私は考えています。
真実らしさとは、ただ現実と同じように描写するのではなく、読者がリアルだと感じるようにある程度脚色されたモノのことです。
つまり“小説におけるリアリティ”に必要な要素は以下の2つです。
- しっかりロジックが組まれているか(理由付けが行われているか)
- あるある(共感できる内容か)
例:『オタクに優しいギャル』で考える
少し前に流行りましたよね。オタクに優しいギャル。
現実にはあまり存在しないからこそ、フィクションで流行った題材でもあります。
これにリアリティを持たせるにはどうすればいいかを、上で紹介した2つの項目ごとに考えていきましょう。
①しっかりロジックが組まれているか (理由付けが行われているか)
ここでは、理由が“なんとなく”だと納得できないよな……? という部分に焦点を当て【なぜギャルになったのか】と【なぜオタクに優しいのか】に理由付けをしてみます。
【ギャルになった理由】
昔から兄と比較されることが多く「あの子と比べて妹ちゃんは明るくて良い子ね」と言われ続け、自ら『兄と対局の存在』で居続けようとした結果、ギャルにたどり着いた。
【なぜオタクに優しいのか】
本来は兄と反目せずに仲良くしたかったが出来なかったことへの贖罪としてクラスのオタクに優しくしている。また、兄とのコミュニケーションの練習もしている。
これだけでも、ギャルに優しいオタクにリアリティがついたと思いませんか?
このように、なぜ? を解消できるようロジカルに理由をつけるとリアリティがぐっと増します。
次は、もう1つの「あるある」について説明していきます。
②あるあるについて (キャラが勝手に動くということ)
よくこのセリフを耳にしませんか?
『話を考えてるとさ、キャラが勝手に動くんだよね』
これって別に“特殊なこと”じゃないんです。コツさえつかめば誰でもできます。
そのコツとは、キャラを“自分自身”や“友人”を参考にして作る、ということです。
ただし、これはただ身近な人をキャラクター化しろという訳ではありません。
参考にして欲しいのは以下の2点です。
- 過去を作る。(こんな過去がある人ってこう考えるよね、というあるある)
- クセを作る。(照れるときに鼻をかく等)
自分や友人には、当然今まで生きたきた分の年月の積み重ねがありますよね?
その中には必ず、行動や思考の指針になっている過去や、癖があると思います。
人間、無くて七癖という言葉もあるくらいですからね。
読者に共感してもらえるような“過去”や“クセ”を作ることで、リアリティはグッと増します。
キャラクターシートの作成が有効
頭だけで考えるのはどうしても難しいと思うので、私が使っているキャラシートを添付します。
こちらはクトゥルフTRPGで使われるキャラクターシートですが、
人物の設定を書き込むにはかなり有用なので、参考として貼っておきます。
まとめ
リアリティを持たせるには、過去やクセをしっかり作って、等身大の人間と同じくらい人間臭いキャラクターを作ることが大切です。
これらの点を踏まえ、魅力のあるキャラクターを書いていきましょう。
それでは、またお会い致しましょう。
~このへんで、濃いお茶が一杯怖い~
おあとがよろしいようで。
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