【挫折しない長編小説の書き方】 最後まで書き切るための3つのコツ。

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この記事は2023年11月16日に更新しました。

どうも、湯呑屋。です。

皆さんは長編小説を書いて投稿したことがありますか?

長編は上限が決まっていないため、その気になればいくらでも書ける分、

以下のような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

・文字数が多すぎて途中で飽きる……。

・ストーリーが途中で破綻する……。
湯呑屋。
湯呑屋。

書き始めは面白い話を思いついた熱量だけで書けたのに……もう書きたくない……。

湯呑にゃ。
湯呑にゃ。

もしかして“事前準備”が足りてないんじゃないかにゃ?

今回は長編小説の書き方として“最後まで挫折せずに書き切るコツ”を解説してきます!

挫折しない長編の書き方を3つ紹介!

プロットは“舞台の台本レベル”まで書き込む。

皆様、プロットはどれくらい書き込んでますか?

基本的には起承転結序破急三幕構成に当てはめ、ストーリーの流れを書くのが主流です。

ただ、これだと内容が大まかすぎて清書書きの時にも1からシーンを考えないといけません。

なので私はプロットを舞台の台本のように、細かくシーンの指示を書くようにしています。

意識するのは、以下の2点です。

台本のようなプロットを書くコツ

・シーン、場面、人物、セリフ、カメラワークまで大まかに指定する。

・アドリブを入れられる自由度を残しながら、そのまま指示通りに書いても完成するレベルで書き込む。

※実際のプロットは次の項目で紹介します。

プロットは“未来の自分への指示”のように書く。

ここで、私が実際に書いている台本レベルのプロットを紹介します。

夕暮れの教室。新入部員のトランペットの音。音がずれている。芯にあたったバットの音。

少女と青年が向かい合う。沈みかけ、徐々に冷やされていくような夕陽に照らされる2人。

少女「何か用?」

青年「お前が手紙で呼びだしたんだろうが」

少女「そうよ。だから、イマドキ古風にも♡のシールで留めたラブレターで呼び出された男として、私に何か用はないの?」

青年「あくまで自分から告白する気はないんだなお前」

湯呑屋。が即興で考えたシーンプロット

・情景描写は説明だけ。未来の自分がすぐに詳細を書き始められるよう指示するイメージ

・セリフはそのまま書くことで、本文へのコピペですぐ使えるようにする

こうすることで、シーンをほとんどプロットの時点で完成させることが可能です。

後は清書の時に詳細を書き込むだけでシーンが完成します。

プロットの時点で文字数を逆算する。

短編小説の書き方にも記載しておりますが、

プロットの作成時から文字数の逆算を行うと、書くのがぐっと楽になります。

イメージは”ブロック遊び”の、作りたいモノに合わせて必要ブロックを準備する工程です。

こちらも以下でプロットを紹介致します。

【登場人物3人】

会社で昼休憩前のシーン(説明描写メイン 200字)

外出ランチ(3人で道程説明→インドカレー注文~提供まで描写→メイン会話 1,500字)

帰り→1人タバコに抜ける。2人で戻る(会話 オフィスまでは片道5分 500字)

※2人での会話では3人の時とは違う意見を出してくる

湯呑屋。が即興で考えた文字数指定のざっくりプロット

このように見込み文字数を設定すると、プロットの時点で全体像の把握ができます。

他にも、この方法には文字数を増やす時、言い回しで文字を稼げないというメリットがあります。

清書書きの時に文字数を増やしたいと思った場合、

動きのないモノローグをつい増やしたり

読書感想文のようなかさ増しをしてしまうことがありますよね。

プロットの時点で文字数を増やすためには、

シーンや登場人物を増やすしかないため、文体が変に崩れるのを避けることができます。

以上の3つが、挫折しない長編の書き方のコツです!

長編はマラソンではなく山登り

長編小説はよくマラソンにたとえられることがありますが、実際マラソンのように書けるのは、長編に慣れている上級者です。

私は長編は山登だと考えています。

山登りは、事前準備と計画に沿った登頂が大切です。

・登る山の情報を調べる(文字数の決定)

・登山計画書を作成する(プロット作成)

※ルートや休憩個所、回数も事前に決める(細かくシーン毎の指定を書く)

このように登山は、登頂可能な計画を組むことが重要になります。

長編も同じで書き切れるようなプロットを組むことが最重要です。

事前準備の時点で、書き切れるかどうかは80~90%決定しているということです。

まとめ

長編小説は、短編小説と比べて自由度が高く、書き手がやりたいことを全力で書ける楽しいコンテンツです。

ただ書き切るのにはそれなりに体力が必要なので、今回の記事はできるだけ体力を節約して楽に書き続けられる方法として紹介しました。

これまで長編小説を書いたことがない方はぜひ試してみてください!

では、また次の記事でお会いしましょう。

 

~このへんで、濃いお茶が一杯怖い~

おあとがよろしいようで。

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